MML reference: Music Sequence block

定義(Define)

Sub(n){
	subroutine sequence
}
S(n){
	subroutine sequence
}
BGM(n){
	bgm sequence
}
SE(n){
	se sequence
}

引数(Inputs)

n

各ブロックの番号を指定します。

sequence

曲シーケンスのデータです。
以下表のコマンドを記述して下さい。

CommandDefaultTypeContens
#priority n 0 (#priority)-このシーケンス(SE)記述ブロック個別に優先度を設定します。
 (0 : 優先度高 ~ 3:優先度低)
(効果音の記述ブロックにのみ有効です。)
#label "strings" - - このシーケンス記述ブロック個別の曲名を設定します(エスケープシーケンス利用可)。
NSF2, NSFe共にメタデータ"#tlbl"を生成します。NSF1では未対応です。
#author "strings" - - このシーケンス記述ブロック個別の作曲者を設定します(エスケープシーケンス利用可)。
NSF2, NSFe共にメタデータ"#taut"を生成します。NSF1では未対応です。
#time n -1 - このシーケンス記述ブロック個別の演奏時間をmsec単位で設定します。
0未満は、NSFプレイヤーのデフォルトの演奏時間となります。
0は、直ちにフェードアウトが始まることを意味します。
NSF2, NSFe共にメタデータ"#time"を生成します。NSF1では未対応です。
#fade n -1 - このシーケンス記述ブロック個別のフェードアウト時間をmsec単位で設定します。
0未満は、NSFプレイヤーのデフォルトのフェードアウト時間となります。
0は、フェードアウトしない事を意味します。
NSF2, NSFe共にメタデータ"#fade"を生成します。NSF1では未対応です。
a--音符 (A, La, ラ)
b--音符 (B, Si, シ)
c--音符 (C, Do, ド)
d--音符 (D, Re, レ)
e--音符 (E, Mi, ミ)
f--音符 (F, Fa, ファ)
g--音符 (G, Sol, ソ)
j0-早送りの有効・無効化(全トラックに効きます)
k0Pseudoキーシフト(絶対値)
k_-Pseudoキーシフト(相対値)
l%24-音長を省略した時に適用する音長
o4-オクターブ
q0-ゲートクオンタイズ(Tick)
r`=' (#rest)-休符1
s 0, 8 (off) -APU(パルス波) : スイープ
255 (off) -APU(三角波) : リニアカウンタ
0 -FDS : Sweep (Modulator) bias
0 (off) -VRC7 : サスティン
56 (32 sample) -n16x : 波形長設定
0, 0 (off) -Sunsoft 5B : Envelop Switch & Type
t120 (#timebase=24時)-テンポ
t_--相対テンポ
u0-前方からのゲートタイム
v15-音量
w`-' (#wait)-休符2
y--メモリ書き込み
yV--VRC7レジスタ書き込み
D0-ディチューン(cent単位)
D_0-相対ディチューン(cent単位)
D%--ディチューン(register単位)
D%_--相対ディチューン(register単位)
EC*Pseudo疑似エコーの設定
EC-Pseudo疑似エコーバッファのリセット
ECaPseudo疑似エコーバッファにラを書き込み
ECbPseudo疑似エコーバッファにシを書き込み
ECcPseudo疑似エコーバッファにドを書き込み
ECdPseudo疑似エコーバッファにレを書き込み
ECePseudo疑似エコーバッファにミを書き込み
ECfPseudo疑似エコーバッファにファを書き込み
ECgPseudo疑似エコーバッファにソを書き込み
E@*-音色エンベロープ・パターン
Ev*-音量エンベロープ・パターン
Em*-周波数エンベロープ・パターン
En*-音程エンベロープ・パターン
F不定-Sunsoft 5B エンベロープ周波数
J0Pseudo音符・休符の無効化(指定のトラックのみに効きます)
K{}C-DurPseudo調号の指定(自動臨時記号)
L--無限ループ(サブルーチンの記述ブロック内では無効)
NC不定-n16x(n160,n161,n162,n163) チャンネル数設定
P--ポルタメント
Q8 (#QMax)Pseudoゲートクオンタイズ(割合)
R@0-Key off時の音色
Rv2 (#ReleaseVolume)-Key off時の音量
Rm2-Key off時のモード
S--サブルーチン呼び出し(サブルーチンの記述ブロック内では無効です)
Scale()
Mode()
Major
Minor
MMinor
HMinor
MajorPseudo旋法・スケールの指定(自動臨時記号)
SE--効果音呼び出し
TR1-トラック(サブルーチンの記述ブロック内では無効です)
@2-音色(音色エンベロープ無効)
@FC不定-FDS キャリア波形設定
@FF不定-FDS モジュレータ周波数設定
@FM不定-FDS モジュレータ波形設定
@FV0-FDS マスター音量設定
@N
@NL
不定-n16x(n160,n161,n162,n163) 波形転送(ロード)
@NS不定-n16x(n160,n161,n162,n163) 波形設定&サンプル長指定
@P*Pseudo音色パッチ
@V不定-VRC7ユーザー音色設定
[ : ]-(Pseudo)リピート(A)
|: \ :|--リピート(B)
^-Combinedタイ
{}-Combinedポルタメント2
<--オクターブ-1
>--オクターブ+1
"--オクターブ-1(次の音符のみ)
`--オクターブ+1(次の音符のみ)
(1-相対音量
)1-相対音量
_0-移調(絶対値)。
__--移調(相対値)。
$-Pseudoマクロ呼び出し。
$$-Pseudoローカルマクロ設定。
|-Pseudo小節線(コンパイルには反映されません)

Typeについて
- 音源ドライバー側の実装です。
(当該コマンドが書かれた時点で、シーケンス・バイナリを出力します。)
Pseudo MMLコンパイラ側に実装される疑似命令です。
(当該コマンドが書かれた時点では、シーケンス・バイナリを出力しません。)
(Pseudo)音源ドライバー側の実装ですが、場合によりMMLコンパイラ側の疑似命令に切り替わります。
CombinedMMLコンパイラ側での処理を伴う、音源ドライバー側の実装です
(当該コマンドが書かれた時点で、シーケンス・バイナリを出力します。)

内容(Contents)

BGM,SE,サブルーチンの演奏パターンを定義します。
シーケンスデータのサイズを最適化するためには、 ぜひ、BGM,SEデータフォーマット(Format of BGM and SE)を御一読ください。

注意(Notes)

例(Sample)

各コマンドのサンプルを参照して下さい。